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「いっ……」 火傷のような痛みを感じ、彼の肩を掴む手に 力を込めた。 「え……? おまえ……初めてか?」 戸惑う彼の声。 「……う、うん……」 痛みを堪えながら、必死で返事をする。 「そう、か……」 「この年で……おかしい、よね」 そう、魔界の女の子は私の年なら誰だって 経験してることを私はまだしたことがなかった。 お城でずっと守られて、男の人と出会うような 機会もなく、ここまで来ちゃったから……。 びっくりしたよね。 ……恥ずかしいよ……。 だけどそんな心配は杞憂だったようで、 彼は少し照れたような、はにかんだ笑顔を見せた。 「いや、とても嬉しい。 俺がおまえの初めてなんてな。 大事にするから……。いい、よな?」 「……」 無言でコクコクと頷くと、彼はゆっくりと慎重に 私の奥へと指を這わせていった。 「うっ……い……た……。怖い……」 「大丈夫、俺に任せればいい……。心配するな」 「……」 もう一度コクコクと頷いて、彼に体を預ける ように力を抜いた。 「んっ……! あっ……」 指が一番奥を撫でた時、思わず甘い声をあげていた。 「そこ……なんか……変」 |