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【アーシェ】 「違う……こんなの……違う……」 レニを求める自分と、拒む自分が戦っている。 このままじゃ、この人にいいようにされちゃう。 【レニ】 「違わない……、おまえは俺のものだ……」 【アーシェ】 「違う……、違う……」 【レニ】 「絶対に離さない……、一生、手放さない」 ぐいっと、片足を大きく持ち上げられた。そのままレニの肩の上に足をかけられ、もっと深くにレニが入ってくる。 【アーシェ】 「んん……っ」 奥を突かれる度、自分でもわかるくらいに雫が次々と溢れ出してくる。 痛みと、快感と、ごちゃごちゃになって私に押し寄せてくるから、私はやっぱりレニの温もりを求めずにはいられなかった。 【アーシェ】 「ん……あん……レニ、レニ……」 その名前を呼ぶ度、不思議と少し恐怖が薄らぐ。 【レニ】 「もっと俺を求めろ……、俺を呼べ……」 低く呟く声が、私の体の中に杭のように重く打ち込まれていく。 それが奥を貫くレニ自身と私の中で絡み合い、さらに強い波となって体の内側から押し寄せてきた。 【アーシェ】 「んんっ……、いやあ……、レニ、や……ぁ」 【レニ】 「おまえに俺を刻み付けてやる……、一生、逃れられないくらいの、深い傷跡をつけてやる……」 【アーシェ】 「や……あ……」 |