ぼやける視界で、目の前のファウスト自身を
じっと見つめる。

唾液や先走りに濡れるそれが、雄々しく天を
突いている。

愛しい人のもっとも感じる部分。

それをもっと愛でたい。高めたい。

わたしは口を開けて、根元まですっぽりと
くわえこんだ。

口をすぼめて隙間なくぴったりとくわえ込む。

そのままゆっくりと上下に頭を動かした。

【ファウスト】
「あ………吸い込まれてしまいそうだ」

【ユーリ】
「気持ち……いい?」

【ファウスト】
「ん…。すごくいいよ」

時々口を離し、振り返ってファウストの
表情を見てみる。

目を細めて、汗を浮かべるファウストは
快感を堪えているようだった。

時々口元が緩み、熱い吐息を洩らす。
それがファウストの高ぶりを知らせてくれる。